誤ってcrontab -r を実行して設定を削除してしまった時の設定復元方法
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はじめに
crontab -r は、cronの設定を削除してしまうコマンドです。
この際警告や確認を求めるメッセージは出力されません、怖いですね。
キーボード上 e と r が隣なので、cronの設定変更の crontab -e と間違ってしまうため誤りがが起こりやすいです。
謝って crontab -r を実行してしまった時のcron設定の復元方法を記載しています。
まずは防止策
crontab -e と crontab -r を組み合わせ運用することは危険なことです。
crontabの設定はファイルに書いて、それを読み込んでcrontabを設定するようにしましょう。
crontabの設定を書いたファイル(crontab.txt ※ファイル名は自由に設定)を読み込むには、以下のようにコマンドを実行します。
$ crontab crontab.txt
【一つ目の復元方法】キャッシュファイルから復元する
実は、cron実行後は、ファイルにキャッシュされています。
キャッシュのパスは、/var/spool/cron/[ユーザ名] です。
まだキャッシュが残っている場合は、このキャッシュファイルから設定を復元できます。
【二つ目の復元方法】実行ログから復元する
二つ目はcronの実行ログから、設定を復元する方法です。
実行ログは、/var/log/cron に配置されていますので、設定内容を確認できます。
更新日:2018年09月10日
作成日:2018年09月10日